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千切り

DOWN TOWN SHUFFL

1985年に建てられた鉄筋コンクリート造3階建て賃貸マンションを室内から外観、外構部分までを一棟丸ごとリノベーション「Re・グラン」を施工いたしました。

竣工から30年近く経ちグレーの外壁は汚れ、全面アスファルトの駐車場という事もあり全体的に薄暗い印象でした。また境界に並ぶ大きな植栽は歩道を挟んだ住宅の目隠しとなり防犯面でもあまり好ましくありませんでした。

今回のリノベーション施工、まず室内は古くなり時代遅れとなった水周り設備(キッチン、トイレ、洗面、バスルーム)を刷新。1階部分には日本の風土、気候にマッチした杉板浮作り風の無垢フローリング、海外でも評価の高い「畳」を小上がりや畳スペース、畳ベンチという日本家屋の持つ魅力を今のライフスタイルに合わせて取り入れました。

玄関を開けて広がる土間スペースは、昔の日本家屋の様な玄関先で腰掛けて話すコミュニケーションの場として想定。もちろんベビーカーや自転車を置いたり、プライベートサロン等の小規模店舗としてもご利用いただけます。(01~03号室のみ)

建物の第一印象となる外観、建物の道路側外壁にはサイディングをボーダー状に使用。外壁を含め、この東若林町の町並みマッチしたカラーリングへ変更。アスファルトだけの殺風景だった駐車場は石畳や砕石を使用し、大小数多くの植栽を配置しました。遊歩道沿いには様々な木々を配置し入居者様だけでなく、通る人の目も楽しませるように配慮。さらに境界を「あいまい」にし、地域の方や近所の子ども達も利用できるベンチや小路を設ける事でコミュニティが生まれるきっかけづくりとなります。

当たり前ですがこの外構部分は以前のアスファルトに比べ雨が降れば水溜りができ、葉が落ちれば車にも落ちるでしょう。その代わり、花が咲き、鳥が訪れ、緑が木陰を作り、秋には色づく、そんな美しい日本の四季を感じられる贅沢な住環境、素敵ではありませんか?ベンチでコーヒーを飲んだり、近所の方と挨拶したり、地域から必要とされる賃貸マンションへと生まれ変わりました。

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